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子育て記録です

出産育児一時金の直接支払制度を使わずにクレジットカードで出産費用を払う方法と注意点

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先日の出産で発生した出産費用59万円を全額クレジットカードで支払ってクレカのポイントをゲットしました。

一般的には出産育児一時金の42万円を差し引いた金額を病院の窓口で支払います。しかし、手続きをすると病院では全額を支払って後日42万円を振り込んでもらうことができます。

 カードのポイントを貯めている方、陸マイラーの方、カードのステータスアップを狙っている方におすすめなので手続きの方法をご紹介したいと思います。

ポイントは42万円(出産育児一時金)の貰い方

健康保険に加入している妊婦が出産すると、健康保険から出産育児一時金が支給されます。

2019年7月現在、出産育児一時金の額は42万円です。(加入している健康保険組合によっては42万円に+αの上乗せ支給をするところもあります)

この出産育児一時金、受け取り方法は2種類あります。

  • 健康保険から病院へ直接払ってもらう
  • 出産後、健康保険へ請求をして振り込んでもらう

健康保険から病院へ直接払ってもらう

ほとんどの人が健康保険から病院へ直接払ってもらう制度こと「直接支払制度」を使います。

 

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図のように病院の窓口で支払う出産費用の金額が少なくなります。

一時的な出費を抑えたい方、面倒な手続きをしたくない方はこの直接支払制度を使用することをおすすめします。

出産後、健康保険へ請求をして振り込んでもらう

直接支払制度を利用せずに、出産育児一時金の42万円を後日振り込んでもらう方法もあります。

 

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病院の会計窓口では出産費用の全額を支払います。出産育児一時金の42万円は加入している健康保険に請求して後日振り込んでもらいます。

一時的な出費は増えますが、クレジットカードのポイントやマイルを貯めることができるというメリットがあります。

私はこの直接支払制度を使わない方法で出産費用を払ってきました。

直接支払制度を使わない時の手続き

では、直接支払制度を使わない時の手続きをみていきましょう。

手続きの流れ

  1. 健康保険から出産育児一時金支給申請書をもらう
  2. 産院から渡される出産育児一時金の直接支払制度使用の合意書を直接支払制度を利用しないにサインして提出する
  3. 出産後、医師または市区町村に出産育児一時金支給申請書の証明欄に記入してもらう
  4. 健康保険へ出産育児一時金支給申請書と添付書類を提出する 

1.健康保険から出産育児一時金支給申請書をもらう

健康保険から出産育児一時金支給申請書をもらいます。

出産育児一時金請求書だったりと名前が少し違う場合があるので注意してください。

妊婦さん自身が加入している健康保険のWebサイトでダウンロードできるようになっていると思います。よくわからなければ問い合わせをすると教えてもらえますよ。

2.産院から渡される出産育児一時金の直接支払制度使用の合意書を直接支払制度を利用しないにサインして提出する

産院から直接支払制度の案内があると思います。

その際にこういった合意文書が渡されますので「直接支払制度を利用しない」と記入して提出すればOKです。

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産院から貰った出産育児一時の直接支払制度合意文書です

私が出産した産院は「クレジットカードのポイントを貯めている人は直接支払制度を使わないにしますが、ほとんどの方は直接支払制度を使用するを選んでいる」と言っていました。

3.出産後、医師または市区町村に出産育児一時金支給申請書の証明欄に記入してもらう

ここからは出産後の手続きとなります。出産後は余裕が無いので事前に確認しておくことを強くおすすめします。

まずは健康保険から貰った出産育児一時金支給申請書の記入欄を見てください。

よく見ると「証明欄」なるものがあります。証明欄には「医師」または「市区町村」の証明を記入するようになっています。

医師に証明を書いてもらう場合は文書料がかかることが多いです。直接支払制度の合意文書を提出する前に産院に文書料を確認するのがベターです。

一方で、市区町村の証明は無料です。ただし、出生届を提出した市区町村か本籍のある市区町村での発行となります。またマイナーな手続きであるため待たされるケースがあるそうです。

私は医師の証明をもらいました。退院日に出生届を出しに行く予定だったのでその際に市区町村の証明をもらうことも考えましたが、産後の体力のない中で役所で待つのはしんどいだろうと思い、市区町村の証明は諦めました。(出生届の手続き完了まで30分近くかかったので諦めて正解でした)

4.健康保険へ出産育児一時金支給申請書と添付書類を提出する

揃えた書類を健康保険へ提出します。

添付書類がちゃんと揃っているかよく確認してから出しましょうね。私は間違えて健保に怒られました!

注意点

手続きをする上で見落としがちな注意点を書いてみました。

  • 全額クレジットカード払いが可能か確認すること
  • 文書料>得られるポイントでないか確認すること
  • 添付書類をよく確認すること

全額クレジットカード払いが可能か確認すること

ツイッターで教えていただいた話なのですが、クレジットカードでの支払に制限がある産院もあるそうです。全額支払いが可能か念のため聞いてみた方が良いです。

文書料>得られるポイントでないか確認すること

証明欄を医師に書いてもらう場合ですが、文書料がいくらなのか事前に聞いておくと良いです。

私が出産した産院は一通1000円でしたが、中には5000円前後のところもあると聞きます。手に入るポイントより文書料が高ければ手続きをする意味があまりないので確認しておきましょう。

添付書類をよく確認すること

健康保険へ提出する際の添付書類をちゃんと確認しておきましょう。

私が加入している健康保険は「出産育児一時金の直接支払制度合意文書の控えの写し」と「明細書の写し」の2点が必要でした。

出産した産院では明細書は希望者のみ発行でした。支払い直前に明細書が必要なことに気づいて慌てて発行してもらったので、私のようにならないよう事前に確認しておくことをおすすめします!

追記:無事に受け取りました

健保の手続きを終え、自分の口座に42万円が振り込まれました。

手続きから入金まで1ヶ月もかからなかったです。

なぜ面倒な方法をとるとのかと健保の担当者に怒られないかビクビクしていましたが特にお咎めもなく終わりました。

おわりに

私は常時ポイント1%還元の楽天カードで支払って5900円分のポイントをゲットしました。まとまったベビー用品代になりました。

みなさまも出産育児一時金の制度を活用して、ポイントを貯めたり、マイルを貯めるなどお得な使い方をしてみてください!