この記事にはこんなとこを書きました
- クルーズ船ってどんな感じ？
- 幼児と祖母を連れてどう過ごすの？
- にっぽん丸の乗船前に準備すること！
- お得にクルージングの旅に出るには？
今回行ってきた３泊４日の利尻・奥尻クルーズの乗船記とともに紹介していきます！
基本情報
にっぽん丸とは？
商船三井が運航するクルーズ客船です
「食のにっぽん丸」と呼ばれるほど食事が美味しいと評判なんです！
比較的コンパクトな船体なので、大きな船では入れない港に帰港できるのが特徴です
客船スペック
- 乗客定員：449名
- 客室数：203室
- 総トン数：22,472トン
- 全長：166.6m
- 航海速力：最高21ノット
- 就航：1990年（2020年改装）
日本のクルーズ船で有名な飛鳥Ⅱは全長241m・乗客数872名と比べると小さいですね
気になるのはお値段ですよね
日数や部屋のランクで価格が変わるのですが、
３日間のクルーズで1人10万円〜
です
10万円と聞くと「高い！」と思いますが、
朝食・昼食・夕食・アフタヌーンティー・軽食・夜食・お酒(一部が全て無料！
さらには有名アーティストのコンサート付きなので、それを考えると高すぎ…では無いと思います
（中村雅俊さんや野村萬斎さんが来るクルーズもあります！）
ちなみに、割引価格で乗船する方法を見つけたのでそちらは最後に記載しますね
今回のクルーズ
タイトルにある3歳の息子と80代の祖母そして実母や兄弟いとこを含む4世代で参加しました。
この4世代の組み合わせが、車や飛行機の移動ではなくクルージングにした理由でもあります
実は、祖母は足腰が弱っていて長時間歩くことができません
ですが、
3歳のひ孫と旅行したい！
という強い想いがありました
祖母の願いを叶えるためいつでも座ったりベッドに横になれる船旅をチョイスしました
実際に乗船してみると、車椅子の方や杖をついている方もいたのでこの選択は正解だったかなと思います
前置きが長くなりました
参加したクルーズの行先と日程です
祖母が新潟住みなので新潟発のクルーズにしました
- １日目：新潟 出航15:00
- 2日目：奥尻島
- 3日目：利尻島
- 4日目：新潟 帰港18:30
北海道の離島を２ヶ所まわりました
にっぽん丸はエンターテイメント付きのクルーズが多いです
今回はタッチの主題歌でお馴染みに岩崎良美さんのコンサートがありました
にっぽん丸 利尻・奥尻クルーズ乗船記
【１日目】いざ乗船
いざ乗船！
…の前に自宅でコロナの抗原検査です
事前に配布された抗原検査キットで検査をしました
無事に陰性だったので新潟港に向かいます
受付をしてお部屋へ
荷物を預けて乗船します
雨が降ってきたので写真を撮る暇もなく、急いで乗りました
今回のお部屋はステートルームです
私・実母・息子の３人部屋なので、3人分のベッドがあります
奥にあるオレンジ色の物体は子供用の救命胴衣です（大人用は別の場所にあります）
部屋の設備は、
- テレビ
- ドライヤー
- トイレ
- シャワールーム
- 冷蔵庫
- 金庫
- DVDプレイヤー
- クローゼット など
一般的なホテルと同じです
ペットボトルの水が毎日補充されるので飲み水には困りません
また、大浴場があるのでゆっくり湯船に浸かることもできます
ただし大浴場はおむつの子は入れないので子連れは注意が必要です
出航
乗客全員で避難訓練をしたら出航です！
船が動き出すとボンボヤージュサービスが始まります
スパークリングワインで乾杯しながら新潟港で見送る人たちに手を振ります
ワイン美味しかったけど、飲み足りなくなったので移動します
最上階のテラスでは生ビールが朝から夜まで無料で飲めます
こちらがそのリドテラスです
リドテラスでは生ビールのほかに、
ジュースやコーヒーなどのドリンク
スープやハンバーガーなどの軽食
ゴディバのショコリキサーやアイス
も無料でいただけます！
乗船中は毎日ショコリキサーとビールを飲んでいました
船内を散策
新潟港から奥尻島まで船の中で過ごしました
大はしゃぎの3歳児と歩いているとよく声をかけられました
「ぼくは何歳かな？」
「クルーズは初めてかしら？」
「孫と同じくらいだわ」
などエレベーターや通路ですれ違うタイミングで話しかけられます
その理由は単純明快！
にっぽん丸は年齢層が高めの船なので子供がほぼいなかったのです…！
迷惑をかけてしまう…と心配しましたが、上品な方が多くの方に可愛がってもらいました（感謝！）
子連れの注意点などは記事の後半にまとめますね
プールへ
息子の「プールに入りたい！」という要望で入りました
このプールは大人の付き添いと子供の浮き輪が必須です
できれば身長160cm以上の人が望ましいです
というのも、
水深は140cm〜160cm！
船が動いているのでプールに波が立つ！
という特徴があります
なので、子供は浮き輪に入れてプールに浮かせて、 私は深い方に子が流れないように制御して入りました
大変でしたが子供が気に入ったのでクルーズ中に2回入りました
夕食
夜はコース料理です
子供は事前にお願いするとキッズディナーを用意してもらえます
2歳～5歳までの幼児を対象に夕食（セーラーキッズディナー）をご用意しています。 ご希望のお客様は、ご予約時にお申込みの旅行会社または弊社クルーズデスクへお問い合わせください。
ご乗船に不安のあるお客様（FAQ）【にっぽん丸 公式サイト】｜商船三井クルーズ（株）
というわけでキッズディナーを出してもらいました
ドン！
さすが食のにっぽん丸
キッズメニュー初日に鰻たま丼を出してきましたよ…！
もちろん大人も豪華です
たくさん食べてお腹いっぱいになったので大浴場に入ってこの日は就寝しました
【2日目】奥尻島観光
2日目は奥尻島観光です
にっぽん丸の大きさでは港に入れないので、小型のテンダーボートで上陸します
ボートと言っても屋根や座席があります
乗り心地はジャングルクルーズみたいな感じでした
上陸すると地元の方たちが出迎えてくれます
テントでお酒の試飲やお土産の販売をしていました
オプショナルツアーの予定があったので観光バスに乗り込みいざ出発
オプショナルツアーで島内観光
観光バスにのって回ります
本来なら祖母も一緒に回る予定でしたが、詳細は伏せますが諸事情で船に残りました
船に残るという選択ができたのはクルージングの良い点かなと思います
船内に戻ってイベントに参加
こんな感じでイベントをやっているので興味があるものに参加します
落語、折り紙、アフタヌーンティー、シャッフルボードを楽しみました
シャッフルボードは船のデッキで行うカーリングのような遊びです
子供も快く混ぜてくださり、楽しい時間を過ごしました
お洗濯
子供が服を汚したので洗濯へ
ランドリーはいつでも無料で使えます
洗濯機、ガス乾燥機、アイロン、洗濯洗剤、柔軟剤、染み抜き剤が自由に使えます
（洗濯ネットは無いのでネットを持参すると良いかも）
この日の夕食にハンバーグのソースで服を汚したので染み抜き剤には大いに助けられました
夕食
この日は洋食！
キッズプレートらしいキッズプレートが来ました
大人もコース料理です
一部ですがこんな感じです
大人の料理はアップしている方が他にもいるでしょうからこの辺で
【3日目】利尻島観光&コンサート
3日目は利尻島観光です
利尻島は港に入れるので、ボートではなく徒歩で上陸です！
利尻島もゆるキャラのりしりんくんがお出迎え
ここからはオプショナルツアーのバスで移動です
ガイドさんに説明されながらまわりました
利尻島はウニが美味しいようなのですが、私も子供もウニが食べられないのでホタテを
肉厚で汁まで美味しくて取り合いになりました！笑
出航
港の外へは小さめの船の誘導します
こういう船の仕事が間近で観察できるのもクルーズの良いところです
利尻島を出るときにイルカの群れにも遭遇しました
見るのに忙しくて写真は撮れてないのですが、ラッキーな気分でした
船内で過ごす
子供向けのウォークラリーがあったので祖母と3歳児で船の中を散策しました
船の3階から7階を歩き回って良い運動になりました
岩崎良美さんコンサート
コンサート会場は船の中のホールです
コンサートの前にカクテルパーティーが始まり、カクテルを飲みながら待ちます
いざ開演！
子供がいることも意識してくださったのか、童謡も歌ってくださいました
そして、みんなが聴きたい「タッチ」はなんと！
聴けませんでした！
子供がグズっちゃったんです
後ろ髪をひかれながら退席しました
夕食
この日は海鮮コースでした
蟹やエビが出てきました！
子供が寝たら夜食とバーへ
連日疲れていて22時ごろに寝落ちしていたのですが、この日は起きていられたのでダイニングで夜食をいただきました
そして子供を実母に預けてバーにも行きました
バーは有料ですがそんな高くないです
テーブルチャージは220円でしたもん、安いですよね？
バーテンダーさんが作る美味しいカクテルを飲んで、
デッキで満天の星空をみて、
気持ちよく就寝しました！
【4日目】下船
朝から帰る準備に精を出しました
朝食・昼食
そういえば夕食以外の話をしていないですね
食べるのに忙しくてついつい撮るの忘れてたんです！
これは朝食にで食べられるにっぽん丸特製カレーです
朝食は和食と洋食が選べて、洋食の場合はバイキングなんですが、気付けば洋食を選び、気付けばカレーを盛っていました
そうです、毎朝カレーを食べていました！
辛さと肉のゴロゴロ感がたまらなくて気付けばカレーに手がのびる
カレーばかり食べているから写真がなかったんです…！笑
にっぽん丸でランチが食べられる場所は3ヶ所
寿司以外は追加料金なしで食べることができます
この日は味噌カツサンドが推しのようでしたので、カツサンドを食べました
もちろん美味しかったです
デザートのマスカットは子供に全部とられてしまいましたが
イベントに参加
わなげやビンゴ大会など運動量が少ないものに祖母と参加しました
ビンゴでは息子がちゃっかり当てまして船長の帽子をゲットしました
「似合ってるね」と乗客の方々に声をかけていただきました
もう乗客の方たちみんな優しいの…
下船
新潟港に戻ってきました
着岸に向けて甲板で乗組員の方が作業スタート
船からロープを投げて、港にいる作業員さんが受け取り、ロープの先を港で片足を乗せるアレ（ボラードと呼ぶらしい）に引っ掛けます
この作業が興味深くてずっと見ていたのでまたしても写真はありません！
下船はスイートルームや車椅子ルームの方からです
案内にしたがって降ります
感想
初の船旅は無事に終わりました！
息子は新幹線で嘔吐したことがあるので船酔いが心配でした
この3歳から使える酔い止めを初日だけ飲ませましたが、意外と揺れがなかったので二日目以降は酔い止めなしで過ごせました
80代の祖母もひ孫との旅を楽しんだようで、いつもよりハキハキとしていました
息子の方は「また船に乗りたいね〜」と話しており想い出に残る旅ができたと思います
（にっぽん丸は高いからホイホイ乗れないけど…！）
子連れ向け情報
子連れ向けに書ききれなかった部分をまとめていきます
ドレスコード
にっぽん丸にはドレスコードがあります
日中は適用されませんが、夕方以降はドレスコードを意識する必要があります
今回のクルーズのドレスコードは「カジュアル」でした
カジュアルの基準は公式サイトに以下のように書かれています
カジュアル
気取り過ぎず普段着にならない、シックな着こなしで大人の夜を楽し みましょう。決して「ラフになり過ぎない」ことがポイントです。夕刻以降のパブリックスペースでは、ジャケットなどの上着のご着用をおすすめします。
マナー・ルール・服装（FAQ）【にっぽん丸 公式サイト】｜商船三井クルーズ（株）
とりあえず私はユニクロのワンピースにフラットパンプスで過ごしました
問題は子供ですよね
ラフになりすぎないことがポイントと書かれていたので、半袖シャツを用意しました
こんな感じです
シャツは2枚持っていって適宜洗濯してローテしました！
お風呂
部屋の設備は以下の通り
- ステートルーム：シャワールームのみ
- デラックスルーム：バスタブあり
- スイートルーム：バスタブあり
大浴場はおむつが外れた子しか入れないので、トイレトレーニングが終わってからの方がぶっちゃけ楽です
子供が遊べる場所
- ライブラリー：絵本や図鑑を借りられる
- プール：温水、浮き輪は借りれる、ただし深い（水深140cm〜160cm）
あとは常時船内イベントをやっているので参加して夕日や星空をみていると時間は過ぎていきます
念のためお絵描き道具を持っていきましたが、あまり使いませんでした
食事
ダイニングにはキッズチェア、椅子の高さを上げる子供用クッションがあります
テーブルにつくとスタッフの方が持ってきてくれます
ここが注意点なのですが、
ディナーは幼児向けがありますが、朝と昼は大人と同じ食事でした
ちょっと心配でしたが品数が多いので必ず食べられるものがありました
息子の場合は
朝はバイキングでパンとフルーツを食べて、
昼は麺とご飯の両方が出てくるので好きな方を食べ、
足りなければテラスでハンバーガーを食べていましたよ
にっぽん丸に子連れが割引価格で乗るには？
まずはにっぽん丸の子供料金をみてみましょう
旅行開始の時点で生後6か月以上2歳未満のお子様は大人1名様に対し1名様無料(食事、ベッドなし)、2歳以上小学生以下のお子様は大人代金の75％、中学生以上は大人代金となります。
ご乗船に不安のあるお客様（FAQ）【にっぽん丸 公式サイト】｜商船三井クルーズ（株）
2歳から大人代金の75%なんです…！
でもある方法でこの75%が無料になります
怪しい方法ではなく正規の方法です
これです！
にっぽん丸キッズドルフィンクラブに入ることです
こちらの特典で2歳以上〜小学生以下の子供の代金が1名無料(※)になります
※ステートルーム限定10室、大人2人に対して子供1名分の旅行代金が無料
太っ腹ですよね
この特典を使えばかなりお得に乗れます
とはいえ、にっぽん丸は1泊に換算すると49,000円〜という価格帯です
もう少しリーズナブルに船旅したい！
そんな場合にはMSCクルーズなどのカジュアルなクルーズ船があります
1泊8,000円〜で海の旅が楽しめます
ベストワンクルーズ
などのクルーズ専門の旅行サイトから探すと見つかります
今回は祖母と一緒だったので日本船籍のにっぽん丸にしましたが、夫と子供だけならキッズルームがあって子供無料のMSCでいいかなーと思っています
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