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子育て記録です

【妊婦の防災】里帰り中に震度6の地震が発生!妊娠中の備えを考えた

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里帰り中に大きな地震が起きました。

お茶を飲みながら談笑していた22時過ぎ、突然の強い横揺れが発生。スマホから緊急地震速報の音が鳴り、付けっ放しのTVには速報が入ります。

「新潟県震度6強!」

「津波に備えてください!」

このまま赤ちゃん共々死んでしまうのかな?と一瞬思いました。

結果的には大丈夫だったのですが、もう少し地震に備えておくべきだと実感しました。そこで、妊婦目線での地震への備えを考えてみたいと思います。

新潟で震度6強の地震が起きた

里帰り先の新潟県にて、2019/6/18の22:22頃に震度6強の地震が発生しました。

新潟で震度6強 26人負傷、土砂災害に警戒
18日午後10時22分ごろ、新潟県村上市で震度6強を観測する地震があった。気象庁によると、震源は山形県沖で震源の深さは14キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6.7と推定される。

新潟で震度6強 26人負傷、土砂災害に警戒 (写真=共同) :日本経済新聞

私の実家は震源から少し離れた新潟市だったので震度4〜5ほどでした。ただ、過去に死者が出た新潟県中越地震を思い出させる強い揺れで、今にも棚の物が落ちてきそうでした。

スマホに届いた緊急地震速報には津波に警戒するようにと書かれていました。新潟市は海抜0m地帯が広がっており、津波がきたら辺り一帯が水浸しになるのが想像できる嫌な状況でした。

地震で困ったこと、問題だと思ったこと

幸いにも大きな津波は無く、地震による死者はいませんでした。

ただ個人的には困ったことや問題だと思ったことが3つありました。

  • お腹が大きくて素早く動けない
  • 津波のときの避難場所がわからない
  • 夫と連絡が取れず・・・不安と怒り

お腹が大きくて素早く動けない

地震発生時は妊娠35週目、腹囲90cmのお腹によって行動が制限されるような状況です。

揺れを感じてからテーブルの下に入るのもモタモタしてしまいました。そしてテーブルの下でもお腹が圧迫されて苦しい。いざここから逃げろと言われても、ズボンや靴を履くのも時間がかかります。

もっと大きな地震だったら逃げ遅れて大変なことになっていたと思います。

津波のときの避難場所がわからない

避難所の場所を正確に把握していますか?

普通の地震なら近所の小学校のグラウンドだとわかっていましたが、恥ずかしながら津波の場合はどこに行くべきかわかりませんでした。

地震の最中にスマホで調べようにも、行政のWebサイトはアクセスが集中して繋がりにくい状態に。その時が来てから調べるでは遅いことに気づきました。 

夫と連絡が取れず・・・不安と怒り

今回は「地震が起きた場所は里帰り先の新潟、夫がいる東京は全く揺れなかった」「夫は飲み会中でスマホを見ていない」という2つのことが重なり、大きな地震にも関わらず夫と連絡が取れませんでした。

テーブルの下に隠れて揺れが収まるのを待つ間、このまま赤ちゃん共々死んでしまうのかと最悪な想像もしました。

揺れが収まった後も津波警報が出ているし、熊本地震のように強い前震のあとに本震が来るかもしれないと不安が募るばかり。

そんな状況で夫と全く連絡がとれません。

連絡がついたのは地震発生から2時間後、安心したと同時に、妊娠後期にも関わらず飲み会の二次会に行っていたせいで連絡がとれないことに怒りが湧いてきました。 

妊婦がとるべき防災対策

先述のように困ったことや問題がありました。

基本的な防災対策はやるとして、妊婦がやっておいた方がいいなと思ったことを書き出してみました。

  • 母子手帳をいつでも持ち出せるようにしておく
  • 家の中を整理整頓しておく
  • 避難先を確認して、夫と共通認識を持っておく
  • 長時間、連絡が取れないときは行き先を共有しておく

母子手帳をいつでも持ち出せるようにしておく

災害が起きたら通っている病院に診てもらえないこともありますよね。

他の医師に妊娠の経過を説明するために母子手帳は必要です。自分と赤ちゃんを守るためにも母子手帳はいつでも持ち出せるようにしておきます。

家の中を整理整頓しておく

お腹が邪魔で足元が見えない、素早く動けないなど妊娠中は何かと不便です。

そんな身体で避難しなければならないので、床に物を置きっ放しだったり、物が落下しやすい状態になっていると危険ですよね。

普段から余計な物は出しっぱなしにしない、高いところに落ちて危険な物は置かないようにしておくのが大事だと思います。

避難先を確認して、夫と共通認識を持っておく

通常の避難先と洪水や津波がきた時の避難先の両方を確認して夫婦で共通認識を持っておくのが大事です。

そして、特に里帰り中は要注意。

私は里帰り先=生まれた場所なので土地勘もあります。一方で夫は他県出身なので里帰り先の土地勘は全くありません。何か起きたときに私がどこに避難するか想定がつきにくいでしょう。

里帰りする場合、里帰り先で災害に遭遇したときの避難所を夫に伝えておくと何か会った時の対応がスムーズになると思います。

長時間、連絡が取れないときは行き先を共有しておく

常に行き先を伝える必要はないと思いますが、数時間連絡が取れない時はどこで何時頃まで予定があるかを伝えておいた方がいいと思います。

妊娠中なので急に体調を崩したり、臨月になれば道端で突然の破水なんてこともありますからね。

相手の予定がわかっていれば、突然のトラブルがあっても不安が強くなることはないと思います。

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