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子育て記録です

都道府県別の出産費用平均額と少しでも節約する方法

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出産費用って高いですよね。

2016年の出産費用の全国平均は50万5,759円だそうです。

あれ?

私の住まい周辺の産婦人科は60〜70万円が相場でしたよ?全国平均と10万円以上かけ離れています。

どうやら出産費用に地域差があるみたいなんです。 

気になったので出産費用の地域差について調べてみました! ついでに高額な出産費用を少しでも節約する方法も書きました。参考になれば嬉しいです!

47都道府県別・出産費用の平均額

各地域の平均額、出産費用が高い地域トップ3、お得な地域トップ3を見ていきましょう。 

 出産費用の都道府県別平均値(2016年)

都道府県

平均値

都道府県

平均値

北海道

443,271

滋賀県

490,049

青森県

435,414

京都府

482,787

岩手県

458,235

大阪府

506,407

宮城県

535,745

兵庫県

513,036

秋田県

449,260

奈良県

479,807

山形県

501,400

和歌山県

457,498

福島県

478,965

鳥取県

396,331

茨城県

520,995

島根県

477,777

栃木県

543,457

岡山県

491,196

群馬県

510,156

広島県

486,554

埼玉県

531,609

山口県

432,422

千葉県

512,087

徳島県

476,150

東京都

621,814

香川県

463,325

神奈川県

564,174

愛媛県

466,192

新潟県

496,624

高知県

435,241

富山県

476,145

福岡県

473,420

石川県

464,241

佐賀県

438,341

福井県

469,145

長崎県

452,472

山梨県

490,763

熊本県

415,923

長野県

507,281

大分県

430,141

岐阜県

482,591

宮崎県

428,157

静岡県

499,655

鹿児島県

443,213

愛知県

515,973

沖縄県

418,164

三重県

500,677

全国平均

505,759

出典:公益社団法人 国民健康保険中央会 統計情報

赤が特に高い地域、青がお得に出産できる地域です。

<補足>
表の出産費用平均額=自己負担ではありません。出産費用から出産育児一時金の42万円を引いた額が自己負担額です。

出産育児一時金とは出産をすると42万円が支給される制度です。健康保険証を持っている妊婦であれば誰でも貰えますので安心してください

出産費用が高い地域トップ3

  1. 東京都 62万1,814円
  2. 神奈川県 56万4,174円
  3. 栃木県 54万3,457円

東京都が突出して高いです。

東京で出産する方に話を聞くと60万円くらいと言う方が多いです。中には100万円以上と言っている方もいました。

人件費が高いからでしょうか?それにしても高いですね。

出産費用がお得な地域トップ3

  1. 鳥取県 39万6,331円
  2. 熊本県 41万5,923円
  3. 沖縄県 41万8,164円

一番安い県は鳥取県!

一番高い東京都との差はなんと20万円。

それでいて、鳥取県の産院はこんなに豪華なんだそうです。

出産費用を節約する方法

高額な出産費用を少しでもおさえたい!そんな方のために、節約する方法を4つご紹介します。

里帰り出産をする

出産費用の地域差を利用して安くおさえましょう。

都道府県別の平均額を見てお気づきかと思いますが、大都市圏が高く・地方が安い傾向があります。

私は神奈川県から新潟県へ里帰りをすることにしました。

費用面ではこれだけ違います。

  • 近隣の無痛分娩ができる病院 84万円〜
  • 新潟の無痛分娩ができる病院 56万円〜

新潟までの新幹線代を含めても20万円は節約できそうです。

個人的にデメリットと感じたことは無痛分娩ができる病院の選択肢がほぼ無かったこです。里帰り先の新潟では無痛分娩取り扱いの産院が1軒だけでした。

出産方法にこだわりがある場合、地方に里帰りすると選択肢がグッと狭まりますね。

追記>>出産しました。出産費用は58万円でした。

 

深夜に陣痛がきたため夜中2時に病院へ行ったため時間外料金が発生しました。それでも58万円・・・都心より圧倒的に安いです。

公立病院を利用する

公的病院の方が出産費用が安くなる傾向があります。

2014年 施設別・出産費用平均額

公的病院

477,740円

私的病院

502,748円

診療所・クリニック

481,738円

出典:出産育児一時金の見直しについて/厚生労働省保健局(PDF)

つまりは、都立病院・県立病院・市立病院などの公立病院を選ぶと費用を安くおさえることができます。

調べていると出産費用の平均が62万円の東京都でも、都立広尾病院は43万円くらいだったという口コミがありました。なんと20万円近く節約ができます!

ただ、公立病院の分娩予約には注意点があります。

公立病院は NICU(新生児集中治療室)を完備していることが多いためハイリスクな妊婦を優先して受け入れています。そのため、正常分娩の予約枠が少ないことがあります。

公立病院の場合は早めに確認する必要がありますね!

出産費用を全額クレジットカード払い

クレジットカード払いに対応した産院で使える節約テクニックです。

出産費用の支払いは2種類の方法があります。

  • 出産育児一時金の直接支払い制度を利用する
  • 直接支払い制度を利用しない

出産育児一時金(42万円)は健康保険から妊婦に支給されます。

直接支払い制度を使うと、健康保険から出産した産院に42万円が支払われ、妊婦が産院で清算する時は42万円を引いた差額のみになります。例えば出産費用が60万円だった場合は「60万円ー42万円=18万円」となりますので窓口での支払額は18万円です。

直接支払い制度を利用しない場合は、産院に出産費用を全額支払い、後で健康保険に出産育児一時金42万円を請求します。ここで全額をクレジットカードで払うとまとまったポイントが付きます。

例えば、楽天カードのような1%ポイント還元のカードで60万円を支払えば6,000円分の楽天スーパーポイントが貰えます。6,000円もあればベビー用品をいくつか買えそうですね。

追記>>先日出産しまして、直接支払制度を使わずにクレジットカードで全額払ってきました。以下に手続きと注意点をまとめました!

医療費控除を受ける

医療費が1年で10万円以上かかった場合、確定申告をすると税金(所得税)が戻ってきます。

出産に関する費用も医療費控除の対象です。

医療費控除の対象となるもの

  • 妊婦健診の費用
  • 出産費用
  • 通院のための交通費(電車、バス、タクシー)

税金が戻ってくる額は所得によって違いますが「数千円〜1万円ちょっと」の方が多いようです。

確定申告って手間がかかる割に戻り額が少ないからやらなくていいよね?と思う方もいるかもしれません。

医療費控除は税金が返ってくる「だけ」ではありません。

なんと認可保育園の保育料が安くなります。理由は、認可保育園の保育料は医療費控除"後"の所得によって決まるからです。他にも住民税が安くなるなどのメリットがあります。

手間がかかる確定申告ですが、医療費控除はメリットが多いので年末まで領収証はしっかり保管しておきましょう。

おわりに 

出産費用は地域差があり不平等だなと思うところもありますが、節約できるところは節約して費用をを抑えていくとよいと思います!

ちなみに、妊婦健診の費用は地域差というより病院によって差がある印象でした。 健診費用を安くおさえるよう動くのも一つの節約手段ですね。